やりたいことがわからない人へ
やりたいことがわからない若者とイケハヤさんの対談本です。
対談形式で書かれている本なので、さらさらっと読めました。
人に貢献することを頭で考えずできるようになると成功する。
資本主義社会に認められるやりたいこと
やりたいことってなんだろう
イケハヤさんも実は「やりたい仕事」ってよくわからなくて、
効率よく稼げることをひたすらやっているだけなんだそう。
効率よくお金を稼ぐのは楽しくて「ゲーム感覚」でやっているそうです。
効率よくて面白そうであればやる。
ただシンプルにビジネスを楽しむ。
それをやりたいことに設定してしまえばいい。
ポイント
資本主義社会を「効率よく稼ぐゲーム」と考える
若者:ブログやプログラミング、動画編集などなど、手をつけてみるものの続かない・・・
やってはやめてって、むしろめっちゃいいこと。
その過程で自分に合ったものが見つかればラッキーだし、昔やめたことでもまた戻ることによって自分に合ったものが見つかることもある!
ポイント
このときに「他の人と違うことをしていることを楽しむ」という視点があるといいかも!
何かを始めるとき、有名な人のブログやYoutubeの講座を見てやってみたりとかするけれど、言われたことだけやる中に面白さってあるのかな?
そこに工夫とかオリジナリティはない。
続かない原因はここかも。
だから重要なのが、「他の人がやっていないやり方」を素人なりに頑張って探してみること。
新しいやり方を自分で考えながらやっていけば、もっとここ勉強しないといけないって自分なりに気づきもある。
そうすることで、続きやすくなる。
ポイント
ルールなし、尺度なし、そんな中で好き勝手にやると「みんながやっていること」ともつながって、それがブレークスルーを生み出すことがよくある!
お金を稼げるようになって
若者:億単位のお金を稼げるようになって、精神面で変わったことありますか?
特に変わっていません。
逆説的ですが、だからお金が稼げたのかもしれない。
もともと1つのことをコツコツやり続けることが好きだし、ムダ遣いもしない。
こういう性質はお金が稼ぎやすいですよね。
若者:普通の人はもっと変わっちゃうと思います。物欲や見栄とか。
ずっと自分の持っている性質みたいなものを磨き込んでここまで来れたので、ブレたら下に行ってしまう恐れがあります。
だからこれから先、考え方やライフスタイルを変えるつもりはありません。
変わらないために心がけていたことは「他の人の話を聞かない」
自分の意思決定は全部自分で決める。
継続するための原動力
イケハヤさんは、コツコツ継続して成長を感じることが好きだった。
自分が上手くなっていくことが楽しくてしょうがなかった。
ビジネスで能力は関係ない
資本主義的に成幸している人は一般的に言われる「優秀な人」とかけ離れていることが多い。
サラリーマンとしてダメダメだったとしても、会社経営してみたらめちゃくちゃ上手くいっちゃった、みたいな人はたくさんいるんです。
発信について
オンラインサロン、お金を払って情報提供する意味は?
サロン内で有益な情報を提供することは、めちゃくちゃメリットがある。
わざわざお金を払って集まった人たちの注目を集めることができるから。
サロンの中で貢献して自分のビジネスに活かす方が確実にいい。
イケハヤさんは参加したコミュニティに貢献することが当然だと思っている。
言語化する必要もない。
当たり前のこと。
貢献すれば利益が得られる。
ご飯食べたらうんちが出ると一緒。
何か与えたらいずれ返ってくる。
若者:もっとフォロワーが増えてから言おうみたいな思いがある。
そういった情報発信を出し惜しみしている人は、ロジックを必要としちゃっている。
何かを与えられるのにケチくさ〜く守っている人は多分伸びない。プラスをばら撒いていないから。
とにかく目の前にできることがあったらやってあげるというスタンスの人は、結果的に社会にプラスをばら撒いている。
それがいずれ返ってくるってだけ。
他者に貢献することをロジックなしでできるようになると成幸する。
考える必要なし。
助けになれることがあれば、すぐに動く!
それだけで人生割とハッピーになるし、お金も増えるんじゃないかな。
「考えるな!助けろ」
本当のインフルエンスとは
自分が違和感を持つ発信はしない方がいい。
フォロワーが増えるテクニックがあるとしても自分がやりたくないなら絶対にやらない方がいい。
自分で自分なりの正解を見つける方がいい。
ポイント
「困っている人がたくさんいる」
その人たちがどんな情報を欲しがっているのか真面目に考える。
そして、その人たちが「助かった!」と思えるコンテンツを継続的に出す。
本当これだけでいいんです。
ただこれには続きがあって解決策を与えるだけではインフルエンサーにはなれない。
「役に立った!」という感情は、その人の影響を強く受けるほどのきっかけにはならない。
その人の生き方や価値観を見て、「かっこいい」「素敵だな」「憧れる」と思ったときに、その人の影響を受け始める。
インフルエンサーになるには、考え方、価値観、ライフスタイル、そういったものを発信して魅了していかないといけない。
これは自然に溢れ出るものであって、意識的に作り上げるものではない。
ポイント
理想のライフスタイルを徹底的に自分自身で実践し、発信していく。
人生について
好きなことやりたいことをしているイケハヤさんでも、無理やり「興味を持たなくてはいけない」と思うことってあるんですか?
あるある。たくさんある!とのことです。笑
好奇心は常に拡張していきたいのでまずは本を買うことから始めて、いろいろ勉強しているんだとか。
考え方次第
収入が低い男性でも結婚できるのか?
お金のかからない婚活をすればいい。
ボランティアとか。
ブログにするなら「ニートでお金がない。でも結婚したい。そうだ!ボランティアへ行こう!」とか、
「婚活目的でネトゲをガチでやってみた」も面白そう。
人と同じやり方をやってはいけないってこと。
一般とは違うマーケット、自分の勝ちやすいマーケットでやる!
夢
イケハヤさんは夢は特にない。
目標はある。
資産を増やしていく目標もあるが、もう手にすることができるイメージができているので時間の問題だそうです。
プロゲーマーになるとか、マンガの原作者になるとか、ワクワクすることを考えているそうです。
私の感想
人と一緒のことばかり、テクニックや方法論に目が向いていては真面目ちゃんになる一方で、ダメだなーと気づかされます。
私はすぐ真面目ちゃんになってしまい、面白さ・楽しむことを忘れてしまいがちなので。(¯―¯٥)
一番面白かったのは、「考え方次第」のところ。
まず背伸びせず、ありのままの自分を起点にマーケットを考えていくところが、やっぱりすごいなーと感心しました。
私もこんな発想ができるように頭を柔らかくしたいものです。^ ^